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第11回【最強のどんぶりを求めて/番外編】

「大好評のあなご丼誕生には隠された秘話があった!」
おしどり通信で掲載の誕生秘話をホームページで特別に公開します。

 

北海道のいくら丼、そしてでんすけ穴子丼

6月7日よりおしどり初となる商品が登場。本物の味をテーマにどんぶりものが二種リリースされます。まず一つ目は、北海道産の極上品のみを贅沢に使った「いくら丼」。そして、もう一つは今回ピックアップする「あなご丼」です。たこやまだいで有名な兵庫の名地・明石港で揚がる「でんすけ穴子」と呼ばれる活け締めの最高級品を仕入れ、お店で全て調理しています。手間がかかるため、数量を限定し最高の状態でのご提供を目指しています。
さて、そんなあなご丼はとある若い職人によって企画されたもの。入社2年目でまだまだ職人としては駆け出し。要領もお世辞にも良いとは言えませんが、皆に愛されるおしどりのホープ。この物語はそんな彼があなご丼を完成させるために西へ東へ奔走したフィクションです。どうか温かい目でご覧くださいませ。

今回の主役

鈴木雅也くん。湘南モール店で働くフレッシュな20歳。おしどりに寿司に入って1年のピカピカの職人です。実は調理師免許を持っていたりする。

 

1.これはチャンス?

「ことの始まりはとある社内募集からだった!」

ある日、6月の新商品企画をスタッフから募集のファックスが。まだ寿司も握らせてもらえないけど、新商品なら僕でも考えられるはず。よっしゃ、やるぞ!

まずは市場調査。やっぱり寿司? いや、寿司では先輩には勝てないぞ。じゃあどうするか? あ、今週はG1か。ウマいものより、馬の方が先だな。そんな調子で大丈夫?

 

2.ひらめきは突然に

「どんぶり? これは何かヒントかも?」

あー考え過ぎて腹減ってきた。腹は減っては戦はできぬということで、まずは昼食。早い、安い、旨いの三拍子揃ったどんぶりでも食べるか。ん、どんぶり? ちょっと待てよ。これは何かヒントがある気がするぞ。

 

3.築地市場へGO!

「色々あり過ぎて目移りしちゃうなー」

やっぱり魚介の聖地と言えば築地。と、いうことで早起きして来ちゃいました! 実は市場に来るのは今回が初めて。独特な雰囲気にちとビビる。場内は広すぎて迷子になるハプニングも。まぐろの競りも見られて大満足だったなぁ。そういや、僕は何しに来たんだっけ?


↑何かいいネタないかな〜?


↑「君、かわいいねぇ〜。何探してるんだい?」と怪しい親切に苦笑い。


↑たまたま歩いていたらまぐろの競り場へ。物珍しくて写メ撮ってたら、警備員さんに注意されました(汗)。

 

4.運命の出会い

「でんすけ穴子? なにそれ、ウマいの?」

おしどりでも付き合いがある大都魚類の石黒さんにお話を伺うことに。「どんぶりか。それなら穴子なんていいんじゃない。明石で獲れたでんすけ穴子。国内でも…。って
鈴木くん、聞いてる?」朝早かったせいか貴重な講義中に爆睡。おい、本当に大丈夫か?

途中粗相がありましたが、無事こんなに大きなでんすけ穴子を手に入れました。今回はその熱意を買われサンプル品を頂き、本人もにっこり。

 

5.どうやって調理する?

「普段は厳しいけど、やっぱり頼れるのは店長!」

さて、無事でんすけ穴子をもらってきたのはいいものの、どうやって捌けばいいのかわからないな。「おー、鈴木。いい穴子持ってるじゃねーか」(状況説明)「あの企画の件か。それでわざわざ築地まで。職人としてはまだまだだが、そのやる気は買った。俺が捌いてやるよ」本当ですか、店長! ありがとうございます。

 

 

6.試作品完成!

「僕は一人じゃないんだ!」

築地で穴子をくれた大都の石黒さん、そして色々協力してくれた戸川店長。僕は一人じゃないんだ。みんなの想いを絶対に無駄にはできない。意地でも商品化してやるぞ! ということで、とりあえず完成した試作品をお店の先輩方にアドバイスを頂くことにしよう。ふむふむ、意外と好評だ!

スタッフの皆さんの声

渋谷さん「美味しい!」どこの穴子なの?

石川さん「半人前が作ったものなんて食えるか!」

小田さん「・・・。(無言)おかわりある?」

萩原さん「これにきゅうり加えてみたら?」

 

7.緊張の選考会

「え? いくら丼? そんなの聞いてないよ〜」

ドキドキの選考会。「では、今回の募集の中から商品化するのを発表します。それは…」僕の穴子丼、こーい! 「北海道産の極上いくら丼です。おしどりであまり商品化のないどんぶりに注目したのも良い着眼点でした」い、いくら丼? そんなの聞いてないよ(泣)。僕もどんぶりに注目したのにー。「さて、本当は1点と考えておりましたが、今回は非常にレベルが高かったため、もう一つ採用したいと思います。それは穴子丼です」まじ? やったーぜ! 「明石のでんすけ穴子、非常にセンスが良いです。おめでとう、鈴木くん。実は大都の石黒さんからも話を伺っていました、おしどりの若い子が訪ねてきたってね。その熱意、忘れないでください」

これで僕もいっぱしの職人だ! 「しかーし、職人としてのデビューはまた別の話。浮かれることなく、日々技術の鍛錬に勤しんでくださいね」…ですよね〜(苦笑)。

完成したあなご丼の詳細はこちら

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